■フォームハンドラーとは?
フォームハンドラーとは、既に作成されたフォームをAccount Engagement(旧Pardot)と連携させる機能のことです。
既に利用しているフォームを使うことができるので、フォームのデザインや入力項目を変更することなく、そのままデータを取得することができます。
■「フォーム」と「フォームハンドラー」の違い
Account Engagementには、フォームを作成する機能も備わっています。(以下、Pardotフォーム)
Pardotフォーム機能では、Account Engagement上で簡単にフォームを作成することができますが、フォームハンドラーと異なり、外部への連携はできません。
例えば、フォームから流入してきたリード(プロスペクト)の情報を、自社のサーバーやデータベースにも転送したいというような場合は、Pardotフォームではなくフォームハンドラーを利用することをお勧めします。
リード情報は全てAccount Engagement上で管理をすると決めているような場合は、Pardotフォームを利用した方が良いでしょう。フォームハンドラーは、多少HTMLやCSS等の知識が必要となるので、専門の部署やチームを持たない場合は、フォーム機能を利用して作成した方が、コストや時間もかからずお勧めです。
その他、各機能の違いは下記の通りです。
Pardotフォーム | フォームハンドラー | |
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作成 |
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メリット |
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デメリット |
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向いている人 |
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■なぜ、「フォームハンドラー」でスパム対策が必要なのか
PardotフォームにはあらかじめreCAPTCHA機能が備わっているので、ボット対策に何か特別なものを用意したり準備する必要はありません。
フォームのreCAPTCHA機能は、「デザイン」タブの「詳細」から有効にすることができます。
ただし、フォームハンドラーにはスパム対策の機能が備わっていないので、自身で用意をする必要があります。
対策を行わなくてもフォームを公開・設置することはできますが、そのままにしておくとエンドポイントを狙って大量にスパムが送信され、プロスペクトがスパムで埋め尽くされてしまったり、フォーム登録者をスパムメールリストに登録させてしまうメールボムに加担してしまう恐れがあります。
カスタマーからの信頼を損ねないためにも、フォームハンドラーを利用する際はしっかりとスパム対策を講じておきましょう。
「フォームハンドラーで実施するスパム対策方法」については、以下資料をダウンロードしていただくことで御覧いただけます。
Account Engagement で行う「フォームハンドラー」のスパム対策方法
■まとめ
Account Engagement(旧Pardot)には、フォームとフォームハンドラーという2種類の機能が備わっています。
それぞれの機能にメリット・デメリットがあるので、講じたい施策や自社の状況に合わせて選択するのが良いでしょう。
フォームハンドラーを利用する場合は、自社でスパム対策を講じる必要があります。 企業の信頼にも関わるので、必ず設定をするようにしましょう。
Account Engagementのフォーム・フォームハンドラーでの運用が難しい場合は、SalesForceのWeb-to-リードフォームを作成する方法もあります。
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