Claude Codeを使ってみたいものの、「何を準備すればよいのか」「インストールしたあとに何をすればよいのか」が分からず、最初の一歩で止まってしまう方は少なくありません。
本記事では、Claude Codeの基本から、インストール、初回ログイン、最初の質問、最初のコード修正までを初心者向けに順を追って整理します。尚、この記事ではターミナルCLIを中心に扱い、迷いやすいポイントもあわせて解説します。
Claude Codeとは?最初に押さえたい基本
Claude Codeは、コードベースを読み取り、ファイルを編集し、コマンドを実行しながら開発を進められるAI支援ツールです。
利用面はターミナルだけでなく、IDE、デスクトップアプリ、ブラウザにも広がっています。
初めて触る場合は、まずCLIで基本の流れをつかむと理解しやすくなります。
Claude Codeでできること
Claude Codeの特徴は、単に質問へ答えるだけでなく、実際の開発作業に踏み込める点です。
コードベースの説明、フォルダ構成の確認、ファイル編集、コマンド実行、開発ツールとの連携まで含めて、一連の作業を自然文で進められます。
つまり、コードを読ませて理解を深める段階から、小さな修正を加える段階までを一つの流れで扱えるツールだと捉えると分かりやすいでしょう。
なぜ入門記事ではCLI中心で覚えるのか
入門段階では、起動方法、ログイン、質問の出し方、変更承認の流れをひとまとまりで理解することが重要です。
その点で、CLI中心の学び方は無駄がありません。最初から複数の画面や操作体系を追うより、一つの導線に絞った方が学習コストを抑えやすく、あとからVS CodeやDesktopへ広げるときも応用しやすくなります。
Claude Codeを始める前に確認したいこと
実際にインストールへ進む前に、最低限の前提を押さえておくと途中で止まりにくくなります。
特に確認したいのは、作業対象となるプロジェクト、利用する環境、そしてログインに使うアカウントです。
入門段階では、いきなり大きな既存システムへ触るより、構成を把握しやすい小さめのプロジェクトを一つ用意しておく方が進めやすくなります。
用意しておきたいもの
事前に必要なのは、ターミナルまたはコマンドプロンプト、作業対象となるコードプロジェクト、そしてClaude Codeを使うための対象アカウントです。
インストールだけ済ませても、実際に試すプロジェクトが決まっていなければ、その次の操作で迷いやすくなります。
サンプルコードでも既存の小規模なリポジトリでもよいので、最初に触る対象を一つ決めておくと、学習の流れが途切れません。
利用できる環境とアカウントの考え方
Claude CodeはCLIのほか、Desktop、VS Code、ブラウザなど複数の利用面があります。CLI中心で始める場合は、まず対象プランまたは対象環境で利用できることを確認し、通常どおり、コマンド「claude」 でログインする流れを理解しておけば十分です。
ターミナル操作に不安がある人が先に理解したい点
ターミナルに慣れていない場合でも、最初に必要な操作は多くありません。
基本は、ターミナルを開く、コマンドを貼り付ける、claude と入力して起動する、という流れです。
どうしてもターミナルを避けたい場合は、macOSまたはWindows向けのClaude Code Desktopを使う選択肢もあります。LinuxはDesktop未対応です。ただし、Claude Codeの基本的な考え方を理解するうえでは、CLIを一度経験しておく価値があります。
Claude Codeをインストールする手順
ここからは実際のインストール手順です。公式でもNative Installが推奨されており、環境に応じてHomebrewやWinGetも使えます。
最初は、いまの自分の環境に最も合った方法を一つ選べば十分です。
macOS・Linux・WSLでのインストール
macOS、Linux、WSLでは、次のコマンドでNative Installを実行できます。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
このあと、作業したいプロジェクトのディレクトリへ移動し、claude を実行します。
インストール後に claude が見つからない場合は、まずターミナルを開き直してください。
初回設定後は環境変数の再読み込みが必要になることがあるためです。
Windows PowerShell / CMDでのインストール
Windowsでは、PowerShellとCMDで使うコマンドが異なります。PowerShellでは次のコマンドを使います。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
CMDでは、次のコマンドを使います。
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd
また、Windowsネイティブ環境ではGit for Windowsが必要です。
一方、WSLを使う場合はGit for Windowsは不要です。
PowerShellとCMDを取り違えるとエラーの原因になるため、どちらを開いているかを先に確認しておくと混乱を減らせます。
Homebrew・WinGetを使う場合の違い
HomebrewやWinGetでもインストールできます。
Homebrewなら brew install –cask claude-code、WinGetなら winget install Anthropic.ClaudeCode です。ただし、これらは自動更新ではないため、あとから brew upgrade や winget upgrade を実行して更新する必要があります。
すぐに始めたいならNative Install、普段のパッケージ管理に合わせたいならHomebrewやWinGetという考え方で選ぶと分かりやすいでしょう。
初回ログインから最初のセッション開始まで
インストールが終わったら、次はログインとセッション開始です。
この段階で重要なのは、Claude Codeをどの場所で起動するか、そして最低限のコマンドを知っておくことです。
Claude Codeはプロジェクトの文脈を読みながら動くため、起動場所の選び方がそのまま使いやすさに直結します。
claude コマンドでログインする
初回は「claude」を実行するとログインが求められます。ブラウザ上で認証を済ませれば、認証情報は保存されます。後から再ログインや切り替えをしたい場合はコマンド「/login」を使います。
プロジェクトディレクトリで起動する
Claude Codeは、作業したいプロジェクトのフォルダで起動するのが基本です。
対象ディレクトリで起動することで、そのプロジェクトのファイルや構造を踏まえたやり取りがしやすくなります。
新規に試す場合は、構成が見渡しやすい小さめのプロジェクトから始めると、最初の質問や修正依頼も出しやすくなります。
cd /path/to/your/project
claude
/help と /resume を最初に知っておく
起動直後にすべてを覚える必要はありませんが、コマンド「/help」と 「/resume」 は早めに知っておくと便利です。
/help は利用可能なコマンド確認、/resume は前回の会話の続きに使います。
毎回最初からやり直さなくてよいと分かるだけでも、継続利用のハードルは下がります。
最初の質問をしてコードベースを把握する
Claude Codeを起動したら、すぐに大きな修正を依頼するより、まずはプロジェクトを理解する質問から始めた方が失敗しにくくなります。
最初の一歩は、どのファイルが何を担っているかを把握することです。これを先に行うと、その後の修正依頼が具体的になり、無駄な往復も減らせます。
最初に聞くと理解しやすい質問例
最初の質問としては、「このプロジェクトは何をしていますか」「どの技術を使っていますか」「メインエントリーポイントはどこですか」「フォルダ構造を説明してください」といった聞き方が適しています。
プロジェクト理解を深める質問の広げ方
概要がつかめたら、次は範囲を少し絞っていきます。
たとえば「ログイン処理はどこにありますか」「設定ファイルはどれですか」「トップページに関係するファイルを教えてください」といった聞き方にすると、修正対象の見当がつきやすくなります。
最初から解決策を急ぐより、関連ファイルと役割の整理を先に行う方が、後の修正依頼も通りやすくなります。
初回で意識したい聞き方のコツ
初回は、曖昧な依頼よりも、目的が一文で分かる依頼の方が扱いやすくなります。
たとえば「バグを直して」ではなく、「トップページの見出しテキストだけを変更したい」「mainファイルにHello World関数を追加したい」といった粒度です。
最初の成功体験を作る意味でも、小さな単位に区切って依頼する方が合理的です。
最初のコード修正を依頼する流れ
コードベースの概要が分かったら、次はいよいよ最初の修正です。
ここで大切なのは、最初から大規模な変更を求めないことと、Claude Codeの承認フローを理解したうえで進めることです。
小さな変更から始める方が、ツールの振る舞いも確認しやすく、利用者側も差分を追いやすくなります。
最初は小さな修正から始める
最初の変更例としては、「mainファイルにHello World関数を追加する」といった小さな依頼が適しています。
実務でも、見出し文言の変更、コメント追加、簡単な関数追加、READMEの一文修正のように、影響範囲が読みやすいものから始める方が、Claude Codeの使い方をつかみやすくなります。
提案内容の確認と承認の流れ
Claude Codeは、対象ファイルを見つけ、変更案を示し、利用者の承認を求めたうえで編集を進めます。つまり、利用者が差分を確認せずに進む前提ではありません。
どのような変更が入るかを見ながら進められるため、初心者でも流れを追いやすい設計です。入門段階では、個別に内容を確認しながら進める方が安全です。
修正後に確認しておきたいポイント
最初の修正が終わったら、それで終わりにせず、どのファイルが変わったのか、変更意図が依頼どおりか、余計な編集が入っていないかを確認しましょう。
Claude Codeは自然文で依頼できますが、最終的に変更を受け入れるのは利用者側です。だからこそ、小さく依頼し、小さく確認する進め方が合っています。
Claude Codeを使い始めるときに迷いやすいポイント
ここまで進めても、最初は細かなところでつまずきやすいものです。
特に多いのは、コマンドが通らない、起動場所が分からない、依頼が大きすぎる、という3つです。
最初に見直すべき点を押さえておくと、原因の切り分けがしやすくなります。
コマンドが通らないときの見直し
インストール後に claude が見つからない場合は、まずターミナルを開き直してください。Windowsでは、インストール後に新しいPowerShellを開き直す流れが前提になっているため、同じウィンドウのまま試して失敗するケースに注意が必要です。
どのディレクトリで起動すればよいか迷うとき
Claude Codeは、いま開いているプロジェクトの文脈で動きます。
そのため、デスクトップ直下やホームディレクトリで起動するより、対象プロジェクトのフォルダへ移動してから claude を実行する方が適切です。
もし何を読み取っているのか不安な場合は、最初に「このプロジェクトは何をしていますか」と聞き、認識が合っているか確かめると進めやすくなります。
いきなり大きな変更を依頼しない理由
入門段階で「このアプリ全体を作り直して」「認証機能を全部改善して」といった大きすぎる依頼を出すと、確認範囲が広がりすぎて扱いにくくなります。
まずは一つのファイル、一つの関数、一つの表示変更といった単位で慣れ、その後で徐々に広げる方が、結果として使いこなしやすくなります。
まとめ|Claude Codeは小さな修正から慣れるのが近道
Claude Codeの使い方入門として押さえるべき流れは、複雑ではありません。作業対象のプロジェクトを決め、環境に合った方法でインストールし、claude でログインし、最初にコードベースを理解する質問を投げ、最後に小さなコード修正を試すという順番で進めれば、単に導入できた状態で終わらず、実際に一度使えたという段階まで到達できます。
はじめて使うときほど、機能を広く知ることより、最初の一回を成功させることが重要です。
最初のコード修正まで経験できれば、その後はVS CodeやDesktopの活用、より大きな修正依頼、ほかの連携機能の理解へも進みやすくなります。
まずは小さなプロジェクトで、負担の軽い修正から試してみてください。
シーサイドでは、生成AIツールの活用に関するご相談も受け付けております。
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