Claude Codeを使ってみたいと思っても、「何を準備すればよいのか」「ターミナル前提だと難しそう」「VS Codeからでも始められるのか」と迷いやすいものです。
この記事では、Claude Codeをこれから触る初心者に向けて、始める前の確認事項からセットアップ、初回の使い方、つまずきやすい点までを順番に整理します。
なお、Claude Codeは無料プランでは使えないため、先に利用できるアカウントや接続方法を確認しておくことが大切です。
最初に全体像を押さえておけば、途中で手が止まりにくくなります。
※この記事の情報は2026年4月現在のものです
Claude Codeとは?初心者が最初に知っておきたいこと
まずは、Claude Codeがどのようなツールなのかを短く整理します。ここを先に理解しておくと、なぜターミナルやVS Codeの準備が必要なのか、どこまで作業補助を任せられるのかが見えやすくなります。
Claude Codeでできること
Claude Codeは、コードベースを読み取り、ファイルの編集、コマンドの実行、開発ツールとの連携まで行えるAIコーディング支援ツールです。単にコード例を返すだけではなく、プロジェクト全体を踏まえながら、修正や調査を進められる点が特徴です。
利用できる場所もターミナルだけではなく、IDE、デスクトップアプリ、ブラウザへ広がっています。
Claude Codeはどの環境で使える?
Claude Codeは、ターミナルCLIを中心に利用できるほか、VS Code、JetBrains系IDE、デスクトップアプリ、Webでも利用できます。
CLIはコードベース全体を素早く扱いやすく、IDEやデスクトップアプリは画面を見ながら進めやすいのが特長です。
複数の入口がありますが、コードを読み取り、変更し、作業を進めるという基本的な考え方は共通しています。
初心者はまずCLIとVS Codeのどちらから始めるべきか
仕組みも含めてClaude Codeを理解したいならCLI、画面を見ながら始めたいならVS Code、ターミナル操作への抵抗が強いならデスクトップアプリから入るのが分かりやすいです。VS Code拡張は視覚的に扱いやすく、CLIは公式情報が整理されていて応用しやすいという違いがあります。この記事では、導入手順が追いやすいCLIを中心に説明しつつ、VS Codeから始める場合に必要な前提条件もあわせて整理します。
Claude Codeを始める前に必要なもの
ここでは、インストール前に確認しておきたい条件を整理します。始め方の記事ではこの章が軽く見られがちですが、実際にはここを飛ばすと「インストールしたのに起動しない」「Windowsだけうまく動かない」といった遠回りが起きやすくなります。
用意しておきたいもの
Claude CodeをCLIで使い始める前に、まず作業対象のプロジェクト、ターミナル環境、インターネット接続、利用可能なアカウントを確認します。
まずは「どのプロジェクトで試すか」を決めてから始めると、初回起動後の操作が分かりやすくなります。
Windows・Mac・Linuxで確認したい前提条件
Claude Codeの対応環境として、公式情報ではmacOS 13.0以降、Windows 10 1809以降またはWindows Server 2019以降、Ubuntu 20.04以降、Debian 10以降、Alpine Linux 3.19以降とされています。(※2026年4月現在)
ハードウェア要件は4GB以上のメモリとx64またはARM64プロセッサです。OSが対応していても、社内PCや古い端末では制約が残ることがあるため、先に確認しておくと安心です。
ターミナル操作に不安がある人が知っておきたいこと
WindowsではGit for Windowsが必要です。
使えるシェルとしてはBash、Zsh、PowerShell、CMDで、PowerShellとCMDではインストール時に使うコマンドも異なります。
ターミナル操作に抵抗がある場合は、無理にCLIだけにこだわらず、デスクトップアプリやVS Code拡張を入口にするのも現実的です。
Claude Codeのセットアップ手順
ここからは、初心者でも進めやすい順番でClaude Codeのセットアップ手順を説明します。
基本は、インストール、ログイン、初回起動、動作確認の4段階で考えると整理しやすくなります。
1. Claude Codeをインストールする
Claude Codeのインストール方法は、公式にはNative Install、Homebrew、WinGetの3系統があります。初めて触る場合は、推奨されているNative Installを基準に考えると分かりやすいでしょう。
Native Installは自動更新に対応していますが、HomebrewとWinGetは手動更新が必要です。継続して使う予定があるなら、更新方法まで最初に理解しておくと後で迷いません。
macOS、Linux、WSLではインストールスクリプト、WindowsではPowerShellまたはCMD用のコマンドが案内されています。Windows環境では、先にGit for Windowsを導入しておく必要があります。Shellごとに実行コマンドが異なるため、PowerShellなのかCMDなのかを確認してから進めることが大切です。
インストール後は、作業したいプロジェクトのディレクトリでClaude Codeを起動します。
初回起動時は、そのままログイン画面の案内へ進みます。
2. Claude Codeにログインする
インストールが終わったら、ターミナルでClaude Codeを起動し、ブラウザに表示される案内に従ってログインします。
Claude Codeでは、Claude Pro / Max / Team / Enterprise、Claude Console、Amazon Bedrock・Google Vertex AI・Microsoft Foundryなどの外部プロバイダー経由でログインできます。
後からアカウントを切り替えたい場合は、/login コマンドを使います。
3. プロジェクトを開いて初回起動する
ログインが完了したら、Claude Codeを使いたいプロジェクト内で起動します。
初心者は、いきなり大規模な本番リポジトリではなく、構成が分かりやすい小さめのプロジェクトで試すほうが安全です。最初は「このプロジェクトは何をするものか」「どんな構成になっているか」を確認する使い方から始めると、挙動を把握しやすくなります。
4. 動作確認をしてセットアップ完了を確認する
インストール確認には、次のコマンドが使えます。
さらに、構成や診断情報をまとめて確認したい場合は次のコマンドが便利です。
単に起動しただけで終わらせず、ここまで確認しておくと、後からエラーが出たときも原因を切り分けやすくなります。
セットアップ後に最初に試したいClaude Codeの使い方
インストールが終わっても、最初の使い方が分からないと活用にはつながりません。ここでは、初心者が最初に試しやすい使い方に絞って整理します。最初から大きな変更を任せるのではなく、小さな依頼で挙動を理解することが重要です。
まず試しやすい基本的な依頼
最初は難しい依頼をする必要はありません。
たとえば、今開いているプロジェクトの構成説明、特定ファイルの役割確認、簡単な不具合の原因候補の洗い出しなどから始めると、Claude Codeがどの範囲まで文脈を拾えるのかをつかみやすくなります。
日常でも、新しいコードベースの理解、バグ修正、リファクタリング、テスト作成などの用途で使用できます。
コードの確認・修正依頼はどう始めるか
初心者がやりがちなのは、依頼が曖昧なまま長い作業を任せてしまうことです。
まずは「このエラーの原因を見てほしい」「この関数の役割を説明してほしい」「このファイルだけ修正してほしい」と範囲を絞ると、Claude Codeの出力は安定しやすくなります。
最初の段階では、広い依頼よりも対象を限定した依頼のほうが、結果を確認しやすく安心です。
VS Codeで使う場合の基本的な流れ
VS Codeで使う場合は、まず拡張機能をインストールし、Claude Codeパネルを開いてサインインする流れが基本です。
前提条件としてVS Code 1.98.0以上が必要で、Anthropicアカウントのほか、Amazon BedrockやGoogle Vertex AIなどの外部プロバイダー経由で使う場合は別のサインイン導線が必要です。
拡張にはCLIも含まれているため、後からCLI利用へ切り替えやすい点も大きなメリットです。
Sparkアイコンはファイルを開いているときにエディターツールバーへ表示され、Activity BarやCommand Paletteから開くこともできます。
初心者が最初に見ておきたい設定ポイント
ここでは、細かなカスタマイズではなく、「どこに設定があるのか」「最初から全部触る必要はあるのか」を整理します。
最初のうちは、設定を深追いしすぎないことも大切です。最初は標準状態で動かし、その後に必要な範囲だけ触るほうが原因を切り分けやすくなります。
設定ファイルの考え方
Claude Codeの主要な動作設定は settings.json で管理できます。
ユーザー全体に効く設定は ~/.claude/settings.json、共有向けのプロジェクト設定は .claude/settings.json、ローカル専用設定は .claude/settings.local.json に分かれています。
一方で、一部の設定やOAuthセッション、MCP関連の情報などは ~/.claude.json に保存されます。初心者の段階では、まず「全体設定とプロジェクト設定が分かれている」と理解しておけば十分です。また、対話中に /config を実行すると設定画面を開けます。
VS Code連携で確認したいポイント
VS Code拡張を使う場合は、拡張機能のインストール後にClaude Codeパネルが開けるか、サインインできるかを確認します。
うまく表示されない場合は、ファイルを開いた状態か、VS Codeのバージョンが条件を満たしているか、Developer: Reload Window を試したかを順に確認するのが基本です。
まず前提条件を見直してから、より複雑な不具合を疑うほうが合理的です。
最初の段階で無理に触らなくてよい設定
初心者が最初から詳細設定に踏み込みすぎると、うまく動かなかったときに原因切り分けが難しくなります。
まずは標準設定のまま動く状態を作り、その後に必要な項目だけ調整する流れが安全です。設定の保存場所や役割を把握してから細かな項目を見るほうが、理解も進めやすくなります。
Claude Codeがうまく始められないときの確認ポイント
最後に、Claude Codeのセットアップや初回利用でつまずきやすい点を整理します。
これから導入する人はもちろん、途中で止まってしまった人も、前提条件や実行環境を順に見直すことで原因を切り分けやすくなります。
インストールできないときの確認点
インストールが進まない場合は、まず使っているシェルと実行したコマンドが合っているかを確認します。
特にWindowsでは、PowerShellでCMD用コマンドを実行するとエラーになります。&& に関するエラーが出た場合は、PowerShellとCMDを取り違えている可能性が高いため、いったん実行環境を見直すことが先です。
Windows環境でつまずきやすいポイント
Windowsでは、Git for Windowsが前提条件です。さらに、Windows上でIDE連携に問題がある場合、ネイティブWindowsのGit BashかWSLか、IDEの種類とバージョン、拡張のバージョン、利用しているシェルの種類を切り分けて確認する必要があります。
WindowsはMacより前提条件が一段増えるため、最初にここを理解しておくと遠回りを減らせます。
VS Code連携でうまく表示されないときの見直し方
拡張を入れたのに表示されない場合は、まずファイルを開いているか、VS Codeのバージョンが1.98.0以上か、再起動や Developer: Reload Window を試したかを確認します。
複雑な不具合を疑う前に、前提条件を順に見直すほうが合理的です。
まとめ|Claude Codeは前提確認から始めれば初心者でも導入しやすい
Claude Codeの始め方で大切なのは、難しい活用法を先に覚えることではありません。
まずは、自分の環境で使えるかどうかを確認し、利用できるアカウント、対応OS、Windowsで必要なGit for Windowsといった前提を整理したうえで、インストール、ログイン、初回起動、動作確認までを順に進めることです。
初めて使う段階では、最初から大きな変更や細かな設定に踏み込む必要はありません。小さなプロジェクトでClaude Codeを起動し、構成の説明、ファイルの確認、軽い修正依頼から試していけば十分です。CLIが不安ならVS Codeやデスクトップアプリから始める方法もあるため、自分が続けやすい入口を選ぶことが、結果として早い習得につながります。
シーサイドでは、生成AIツールの活用に関するご相談も受け付けております。
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